妻の浮気を許す夫の心理とは?なぜ男は離婚しないのか

浮気を許す??

「まさか、うちの妻が浮気するなんて」

この状況、あなたは許せますか?

実は、妻の浮気を許してしまう男性は割といます。

さらに言うと、既婚女性の不倫も珍しくはありません。

2000年頃までの「浮気調査」といえば、依頼者の9割以上が女性でした。

しかし、最近では男性からの依頼が増えており、依頼者の男女比は半々に。

ご依頼いただく中で、妻の浮気発覚後に「離婚はしない」と決断をする男性たちを見てきました。

そこで今回は、探偵経験から見えてきた「妻の浮気を許す夫の心理」について解説していきます。

妻の浮気を許す夫の心理5つ

妻の浮気

当探偵事務所に相談に来られる依頼者には、次のような男性も少なくありません。

「浮気の事実がはっきりしても、妻を許したい。離婚もしない」

一見、聖人のようですね。

しかし、それだけではありません。

彼らなりにさまざまな思いと理由があるのです。

ここでは、夫が妻の浮気を許す心理を、5つのパターンに分けて紹介します。

親権を取られたくない

浮気した妻と離婚をしないのは、親権を取られたくないという気持ちがあります。

親権を争った場合、多くの場合は母親が勝ち取ることになるからです。

母親が親権を取れない例としては、子どもに対して虐待やネグレクトがあったり、重い精神疾患などによって養育困難と判断されたりした場合であり、父親が親権を獲得するためのハードルは相当高いといえます。

そのため、「子どものために」「子どもと離れたくない」という理由から離婚に踏み切れない男性は多いのです。

ただし、今後は変わってくるかもしれません。

2024年5月17日に、「共同親権」を含む改正民法が参議院本会議で可決・成立しました。

こちらは2026年までに施行される見通しなので、「別居にはなるけど親権が持てるなら」という理由で離婚に踏み切る男性も出てくるかもしれませんね。

養育費の支払いを避けたい

浮気した妻と離婚しない理由として、養育費を払いたくないということもあります。

母親が子どもの親権を持つケースでは、父親である男性側が元妻に養育費を払い続けることになります(男性が親権を持つのであれば、元妻に養育費を請求できます)。

前述したように男性が親権を取るのは難しく、離婚をすれば子どもと暮らせないばかりか、経済的なダメージも考えなくてはなりません。

養育費は自分の子どものためとはいえ、お金を払い続けるのは精神的に辛いというのが正直なところです。

元妻が、子どもの将来のために養育費を貯めていてくれれば支払う努力も報われますが、元妻のブランド品や娯楽費など、豪遊に使われている可能性も否定できません。

情がある

浮気した妻に対して情があるため、「妻を許す」という男性もいます。

妻の浮気を友人に相談すれば、離婚を勧められることもあるでしょう。

しかし、好きで結婚した妻ですから、「よし、じゃあ離婚しよう!」などと簡単に決断できるわけはありません。

結婚の期間が長ければ長いほど、情が生まれるのは当然です。

長い時間一緒に過ごしてきた妻との離婚に踏み切るのは、相当勇気がいることだと思います。

世間体が気になる

「子どもの問題はないし、もはや情すらない」という男性が離婚をしない理由として、世間体が悪いから、というものがあります。

仕事上、立場のある男性に多く、離婚によって自分の信用が下がると思い込んで離婚を避ける男性もいます。

また、親族や同僚からいろいろと詮索されるのを嫌って離婚に踏み切れない人もいるでしょう。

しかし、以前ほど離婚に対しての社会のイメージは悪くないので、最近では世間体を理由にする方は少ないかもしれません。

自分も過去に浮気をした

「自分も過去に浮気をしていた」という負い目から、浮気した妻を許す(許さざるを得ない)という男性もいます。

「あなたが浮気をしたから私も同じことをしてやった」などと言われたら、当然ながら返す言葉もありませんよね。

過去の浮気が妻にバレていなかったとしても、自分の良心がチクチクと痛み、妻の浮気を強く責めることができないでしょう。

お互い様ということで、ここから新たなスタートを切る決断もいいかもしれません。

夫が妻の浮気を許す割合は3割

浮気した妻を許す夫の心理について解説してきましたが、実際に夫が妻の浮気を許す割合は3割程度です。

正確なデータはありませんが、私が調査で関わってきたケースで見ると概ねこのくらいの割合になります。

つまり、女性が浮気した場合、7割の男性は離婚を選択。

そして3割の男性は、複雑な思いを抱えながらも浮気した妻を許し、離婚をせずに関係修復を目指すということです。

まとめ

妻の浮気を許す夫の心理にはさまざまな背景があります。

親権や養育費、情や世間体など、男性が離婚に踏み切れない理由は複雑です。

しかし、どのような選択をするにしても、自分自身が後悔しない決断をすることが最も重要です。

関係修復を希望される場合も、浮気の証拠写真は強い味方になりますので、お困りの際にはぜひご相談ください。

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