パートナーの浮気相手に対し、様々な感情があると思いますが、
- 社会的に抹殺したい
- 浮気相手の家庭も壊してやりたい
- 自宅や職場に乗り込んで全てバラしたい
などは依頼者様からよく聞く言葉です。
自身が受けた以上の痛みを与えないと気が済みませんよね。
特に、浮気相手と会って直接話したいという方は多いです。
浮気相手の自宅に行くのが問題ないのか、その注意点について解説します。
目次
浮気相手の自宅に行くこと自体は問題ない
浮気相手の自宅に行って直接話すことは自体は問題ありません。
ただ、
- 何度もインターホンを押さない
- 「帰って」と言われたらすぐ帰る
- 浮気相手以外に浮気の事実をバラさない
- 脅迫等の犯罪を犯さない
これらを守り、やり過ぎないことが前提となります。
目的が慰謝料請求の場合はアリ
浮気相手の自宅に行く目的が、慰謝料請求、
つまり「お金を払わせること」のみであれば問題ありません。
相手が話し合いに応じるかどうかは別問題ですが、対峙しても冷静に話ができるのならいいでしょう。
もし、浮気相手から「帰ってください」と言われたら、速やかに帰りましょう。
また、出てこないからといって、何度もインターホンを押すのもNG。
許可を得ず勝手に自宅の中に入ったり、ドアが閉められないように足を挟むなどもやってはいけません。
警察を呼ばれたり、後から「精神的苦痛を受けた」と言われ、慰謝料が減額される可能性があります。
浮気相手に一言言ってやりたいはNG
一言言ってやりたいというお気持ちはお察ししますが、浮気相手に暴言を吐くのはやめておきましょう。
浮気相手から暴言を吐かれても、ぐっとこらえなければいけません。
場合によっては刑法に触れてしまう可能性があります。
浮気相手が家族と住んでいる場合は辞めておく
浮気相手が実家住まい、または既婚者の場合はやめておきましょう。
浮気相手以外に浮気の事実を知らせると、名誉棄損にあたる可能性があります。
特に浮気相手が既婚者の場合、パートナーが浮気相手の夫や妻から慰謝料請求し返されてしまうかもしれません。
浮気相手が1人暮らしの場合のみにしましょう。
何度も行くのはダメ
浮気相手が出てこないからといって、何度も行くのはやめましょう。
これも後から、「精神的苦痛を受けた」と言われかねません。
1、2回行って、出てこなければ諦めましょう。
必ず録音録画で記録を残しておく
もし浮気相手と直接話すことが出来たら、相手に録音録画の許可をもらい、記録を残しておきましょう。
後から、脅迫されたと言われるのはよくある話です。
心配なら友人知人に同行してもらう
浮気相手と2人で冷静に話し合いができるか自信がない場合は、友人知人に同行してもらいましょう。
感情的になりやすい人より、いざとなったらきちんと止めてくれるような、冷静で理論的な人を選びましょう。
他の場所に乗り込む場合
職場にいくのはNG
これも自宅に次いで多いのですが、浮気相手の職場に行くのはやめておきましょう。
他従業員にも知られたり、浮気相手が仕事中にいくわけですから、「業務妨害だ」と言われてしまうかもしれません。
パートナーと浮気相手が一緒のとき、浮気現場に乗り込むのはNG
浮気相手の自宅でパートナーが過ごしている時や、ラブホテルに入っている時、直接その現場に乗りみたいという依頼者様がおられます。
これは修羅場確定なので、絶対やめましょう。
まとめ
法律に触れないよう、冷静に話し合いましょう。
後から問題にならないよう、記録を残しておくのも大切です。
浮気相手と話し合いが上手くいかなければ弁護士に依頼すればいいので、自分では無理をしないようにしましょう。
慰謝料請求を自分する場合と弁護士に依頼する場合の違いを、以下の記事で解説しています。