多くの不貞行為は主にこの3か所で行われます。
・ラブホテル
・浮気相手の自宅
・車の中
この3か所に次いで多いのが、ビジネスホテル。
出張時に不貞場所として使われることが、しばしばありますが、ビジネスホテルに不貞行為の証拠能力はあるのでしょうか。
目次
ビジネスホテルに滞在した証拠能力
結論から申し上げますと、「不貞の証拠にはなり得るが、ビジネスホテルのみでは難しい」です。
「ビジネス」という名前がついているように、一般的に仕事の出張などで宿泊する施設と認知されています。
裁判所の判断も同じで、ビジネスホテルへの滞在だけでは不貞場所としては認められにくいです。
ですから、2人が男女の関係であるというビジネスホテル以外の客観的証拠が必要になってきます。
他の証拠と組み合わせることで、ビジネスホテルの滞在が証拠として生きてくるのです。
その他の証拠も必ず必要
2人きりで親密な様子(手を繋ぐ、抱き合う、キスをする等)、
また別の日にラブホテルの利用や浮気相手の自宅への出入りなどあれば、
ビジネスホテルも証拠として扱われるようになります。
ビジネスホテルに滞在した日の前後の時間に性行為を匂わせるやりとりが確認できれば、不貞の証拠として扱われることもあるので、写真で残しておきましょう。
ビジネスホテルの証拠撮影は難易度が高い
ビジネスホテルの部屋の出入りは、浮気調査の中でも一番難易度が高いです。
構造上、部屋の出入りを直接撮影しなければ、「別々の部屋に泊まった」と簡単に言い訳されてしまいます。
調査対象者が1人でチェックインする場合
フロントでチェックインの時、何号室かを確認します。
そして、探偵側も同じ階の部屋を借り、浮気相手が来るかどうかを待ちます。
調査対象者と浮気相手が2人でチェックインする場合
同じくフロントで何号室かを確認し、鍵を2つ受け取るのか、1つ受け取るのかを見ます。
鍵を2つ受け取れば別々の部屋、鍵を1つ受け取れば同じ部屋ということになります。
難易度が高い理由
エレベーターに乗る際、カードキーが必要なビジネスホテルもあるので、こちらがチェックインする前に部屋を特定しておかなければなりません。
ですから、まずこの部屋を特定する作業さえ難しいです。
確実にフロントで部屋を確認しなければなりません。
部屋を特定した後は、その部屋の出入りが撮影できる機材を持っていることも重要。
廊下にずっと立ったまま張り込みなんてことはできませんから、部屋の中から出入りを監視できる状態にしておかなければなりません。
更に同じ会社で浮気相手と2人きりで出張に行ける環境がある場合は、超高難易度になります。
隣合う2部屋を取り、その部屋を行き来するからです。
出入りする瞬間は一瞬なので、その一瞬を逃さないようにしなければなりません。
ビジネスホテル以外で証拠撮影のチャンスを狙う
できれば、ビジネスホテル以外での証拠を確保するほうが証拠能力も高いです。
警戒してビジネスホテルしか使わないのであれば仕方ないですが、
ラブホテルや浮気相手の自宅の出入りを狙うようにしましょう。
浮気相手のアパートやマンションの出入りの証拠能力は、以下の記事を参考にしてください。