浮気調査のご依頼を受ける際、依頼者様の状況をしっかりとお伺いし、本当に調査が必要かどうかを一緒に考えています。
調査を進めることで逆に不利益になってしまう場合や、適切なタイミングでないと判断した場合には、ご依頼をお断りしたり、時期を見直すようご提案したりすることもあります。
ここでは、探偵として浮気調査を受ける際に特に注意しているポイントについてお伝えします。
DV被害がある場合は、調査よりも安全確保が最優先
もし依頼者様がパートナーから激しいDVを受けている場合、当事務所では浮気調査の依頼をお断りすることがあります。
なぜなら、不貞の証拠をつかむことよりも、一刻も早く加害者から離れることの方が大切だからです。
浮気の証拠を手に入れて慰謝料請求をしても、加害者が逆上し、さらなる危害を加える可能性もあります。
そのため、DVの被害にあわれている方には、まずは安全確保を最優先します。
状況に応じて、警察や支援センターなどの適切な機関に相談することも考えてください。
浮気調査が本当に必要かを一緒に考える
浮気調査で確かな証拠を得られれば、離婚や慰謝料請求の場面で有利に働くことが多いです。
しかし、すべてのケースで調査が必要というわけではありません。
ご相談の際に依頼者様の状況を詳しくお聞きし、調査を進めるべきかどうかを慎重に判断しています。
場合によっては、調査のタイミングをずらしたり、そもそも「調査をしない方が良いのではないか」とアドバイスすることもあります。
客観的な視点で浮気の有無を判断する
中には、実際には浮気をしていないにもかかわらず、強い不安から調査を依頼される方もいらっしゃいます。
長年の経験から、お話を伺うだけで浮気の可能性をある程度判断できることもあり、これは高い確率で当たっています。
「浮気の可能性は低い」と判断した場合は、その旨を率直にお伝えし、それでも調査を希望される方に限り、お引き受けしています。
不貞の証拠が撮れる見込みがあるかどうかを見極める
調査を行う上で大切なのは、「本当に不貞の証拠を押さえられるかどうか」です。
とくに、調査対象者に警戒されてしまったケースでは、証拠を得るのが難しくなります。
警戒される理由として、依頼者様が自分で証拠を集めようとして行動を起こしていたり、浮気を問い詰めたりしていた場合などがあります。
実際に調査をしてみないと分からない部分もあるため、まずは一度調査を行い、相手が警戒している場合は、一定期間をおいて再調査をご提案することもあります。
一番避けたいのは、調査費用をかけたのに、肝心の証拠を得ることができないという状況です。
無駄な費用が発生しないよう、調査の意味を最大限に活かせるよう配慮しています。
まとめ
浮気調査は、ただ証拠を集めるだけではなく、依頼者様にとって最善の結果を得られるよう慎重に進めたいと考えています。
DVのリスクがあるケースや、調査の必要性が低いケース、証拠写真を撮れる可能性が低い場合には、安易に調査を引き受けるのではなく、適切なアドバイスを行っています。
浮気調査をお考えの方は、まずは一度ご相談いただき、一緒に、調査が本当に必要かどうかを考えていきましょう。
相談で気を付けていることは以下の記事にまとめていますので、読んでみて下さい。