依頼者様から、「プロの探偵ってどんなカメラを使ってるんですか？」という質問を受けます。
プロの探偵が使うカメラとは？
探偵というと、特殊なカメラを使っていると思われがちですが、実は、普通に電気店などで買うことが出来るものを使っています。
確かに真夜中に撮影するのは、目に見えない赤外線を当てて撮影しますが、普段は普通の一眼レフやハイビジョンビデオカメラを使います。
今では、家庭用カメラでもハイビジョンは当たり前です。
そういうことを教えてあげると、ちょっとガッカリした様子で、「映画に出てくるようなスパイカメラを使うかと思いました…。」って言われることもあります（笑）
例えば、美容師さんも、高級で特殊なハサミを使ったからといって、お客さんが望むようにカットできるかというとそうではないですよね。
どの場面でどのカメラを使うかの判断が重要です。
現在は、無人で張り込みを行うなどの調査方法が可能かので、特殊なカメラを使うことによって、かなり安全に調査をすることができています。
仕掛けたカメラで浮気の証拠を撮影することにより、張り込みをせずに調査が行えるので、バレることがほぼありません。
この写真はどうやって撮ったんですか？
調査が終わると、調査日の内容が一目でわかるように、写真と文章入りの報告書をお渡ししています。
その際、報告書を見た依頼者の方に、「この写真は、どうやって撮ったんですか？バレてないですか？」とビックリしてよく聞かれることがあります。
浮気相手がどんな顔をしているのか、特に気になると思うので、ハッキリとわかるように撮影しています。
写真を撮ることが一番の仕事なので、当たり前なのですが、写真の撮り方、機材にはこだわっています。
新商品が出れば試して、同業者の方と情報交換しながら、最新の調査を行うように心がけています。
特に浮気の証拠を撮るときは、慎重でなければなりませんが、時には大胆に近づいて撮影することがあるので、今でも緊張します。
何時間も張り込みをして撮影するタイミングは一瞬
何時間も張り込みをして、撮影するタイミングは一瞬なので、その一瞬を逃さないよう常に集中。
また、用心に用心を重ね、撮影するカメラも3台以上は必ず準備します。
同じ場面を撮影するチャンスは二度とないので、失敗がないように確実に撮影します。
調査対象者さんに、「撮りなおすから、もう一回！」なんて言えないですからね。
- 「いつ出るだろう？」
- 「どちらに出るだろう？」
- 「移動手段は？」
- 「誰とどこで会うのか？」
- 「周辺の住民は怪しんでないか？」
- 「ここで張込みをしていて大丈夫だろうか？」
- 「カメラのアングルは大丈夫かな？ずれてないだろうか？」
調査中は色々考えすぎて、緊張の連続です。
最近では、カメラの性能がアップしすぎて、最新のカメラを使った調査方法を行うのが、以前に比べ遥かに安全で確実に調査ができます。
特に、IPカメラを使えば、その場で張り込みをしなくても、遠隔でスマホで監視することが可能です。
もちろん、カメラを仕掛けたりするのはコツや技術が必要なので、ある程度は人の能力も重要ですね。
誰にもマネできない、同じ探偵でも追いつけないような、そんな仕事をしてこそ、プロだと思って取り組んでいます。